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からくさホテル銀座プレミア ラウンジ
聴景デザインの取組み

​​コンセプト

音と色、形と質感は繋がっています。

内装デザインとの結びつきと空間にある要素(空気・人の流れ・環境音・利用目的)を考えながら最適な音空間を作っていきます。

まずホテルのコンセプトである「余韻」に沿って音作っていくにあたり、ホテルへ帰ってくる時、ホテルからどこかへ出かける時に優しく包み込む余韻に浸れるような聴景作りを心がけました。

取組み1

​​空間に合わせた音の数・テンポ

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音の数というのは音楽を構成する楽器の数を指します。

空間の環境音との比率を考えたとき、音の要素が多いと返って騒がしい空間になり兼ねません。

その場所のテーマや求めているものによって比率は変わってきますが、ここでは1つの音楽に3つの音を使用しています。

曲の構成次第ですが、曲のテンポが遅いほどゆったりとし、落ち着いた印象をもたらします。

ここでは曲の速さ(テンポ)を極度に下げることで余白のある音空間を作り、より余韻に浸ることのできる環境を生み出しています。

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​​取組み 2

​​スピーカー直下への配慮

皆さんはスピーカーの真下に座ったことはありますか?

天井スピーカーのデメリットは、その真下に居ると直に音を浴びることです。

どんな音楽であっても騒がしく感じるため不快指数は高まり、次回の利用に躊躇してしまう可能性があります。

どの位置にいても心地よくなってもらえることが大事です。

そのため、音の強さ(音楽用語ではアタックと呼びます)を弱くし耳障りの良い音に仕上げました。

※音の質感や形をどう表現するかは、「音作りを知る」で詳しく解説しています。

​​取組み 3

​​時間演出

​​時間帯によって音楽を変える演出は広く行われており珍しいことではありません。

ですが大抵の音楽は4、5分程度の長さで曲の構成も様々なのでたとえ1曲がその場所に合っていても他の曲も当てはまる事はほとんどありません。

それはその空間のために作られていないからに他なりません。

弊社では各時間帯によって曲の雰囲気を変えつつも曲ごとのテンポや構成はあまり変えずに自然な音の移ろいを心掛けました。

それは場の雰囲気を大事にし、利用者に音に意識せずともリラックスできる音空間作りに貢献しているのです。

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​ホテル音楽とは

​​従来との比較

ホテル音楽のリサーチをすると、価格帯が高くなると音楽は生演奏になり、スピーカー出力のBGMに於いても基本的にはジャズ・クラシックと大きく2種類に分けることができます。

生演奏だから良いと一概には言えません。「その場を考慮する」これが背景音楽を奏でる上で大事な要素なのです。

既成楽曲によるBGMはただ音を流しているに過ぎないため、空間を考慮しておらず時には対立を生んでしまいます。

従来と大きく違うのは、空間にある環境音とのバランスを考えた音作りをしていることです。

その場に寄り添い、その場に調和する音を作る。

そうすることで、空間のブランディング・心地よさ、そして音があるにも関わらず静寂を生み出すことができるのです。

Google 評価 4.7  

​コメント


・見た目の柔らかな雰囲気が音でも感じられるのでより居心地の良さが増す

・観光から帰ってきてここに少し居ると、身体の疲れが緩和されて楽になる